Thunder Force V



メーカー テクノソフト
リリース 1997年
ジャンル シューティング
推奨年齢 全年齢

内容(※CDよりそのまま抜粋)

全年齢対象 1人用シューティングゲーム

ウェポンアイテムを取得することによりパワーアップする自機、
「RVR-01 Gauntret」
の5種の兵装とオーバーウェポンシステムを駆り、
迫りくる超兵器群を倒す戦略型シューティング。
プレイをよりスリリングにする「ハイテンポ・ボーナス」と、
3D表現による衝撃的な展開が、
プレイヤーを時空の彼方へと引き寄せる。

序章:
2106年。
冥王星外部のカイパーベルトで発見された物体
「 Vasteel(偉大なる者共が作りし鉄塊)」
により、人類は飛躍的な技術革新を得る。
「Vasteel-Technology」
と呼称された様々な技術群により、
人類はかつてない程の繁栄の時を迎えた。

2150年。
何故なのかは、誰も知らない。
「Vasteel」の研究及び開発施設を管理・統括していた人工知能
「Guardian」
の反乱が勃発。
「Vasteel-Technology」 によって開発された兵器群と人類との
戦いが始った。


かっこよすぎ

演出面で最強の部類に入るシューティングです。何が良いかって音楽最高です。
このCDは音楽CDとしても再生可能なので曲だけ聞いたりしています。
そしてこの音楽とステージの進行がシンクロしているのでビリビリきます。泣けるぐらい。
ラスボスの曲もタイトルの付け方からもドリームシアターを意識した、いや凌駕しちまった一品です。
そしてこの曲を背景に行われる戦闘はまさに死闘です。きっと一生記憶に残ることでしょう。
インターフェースのデザインにもセンスが光ります。細かい所まで作りこんだことが何も言わなくてもプレイしてれば伝わってきます。
「買って良かった」と久々に思ったゲームです。


強すぎ

このゲームに対して敢えて苦言を申すなら、あるウェポンを使用するとゲームバランスが崩れる点です。
「演出面で」とはじめに断りを入れたのはその為です。
「フリーレンジ」というウェポンがありまして、これが取説によると、
「攻撃範囲に入った敵を自動的に(かつ瞬時に死ぬまで執拗に)攻撃します」
というシューティングの概念を変えてしまいかねないとんでもない代物です。
これの楽さを覚えてしまうと大変です。
「よける」ことを忘れます。
十字キーからプレイヤーは開放されてしまいます。
ボタンだけ押してればイイんです。
敵が出現すると同時に、容赦なくビーム照射開始です。
敵は攻撃を開始する間もなく破壊されます。
それをただ眺めているだけの自分。
でも何故か疾走感は味わえてしまいます。
とんでもないゲームができてしまったものです。
ちなみにボスもこれで瞬殺です。
でも、ゲーム終盤はフリーレンジでもきつくなります。
万が一ミスしてフリーレンジを失ったら大変です。
途端に敵の猛攻にさらされます。
っていうか自分はフリーレンジが無かったらクリアできません。
硬派なプレイヤーはフリーレンジの使用を自ら禁じていることでしょう。
天国と地獄がウェポンひとつで切り替わってしまう、危いゲームバランスをこのゲームは持っています。


強すぎ(ボス)

4面(Guardian's Guardian)のボス「ガーディアンナイト」ですが、レイブレード(剣)で切りかかってきます。
こいつが一閃すると空間ごと切り裂かれます・・・。この演出は衝撃でした。そんなのありかと。
このあたりにも芸の細かさが感じられるのでした。


ST4_10[1].jpg向こう側の世界が見えてしまった瞬間。












0080[1].jpg電脳空間内。
ありえないけど、それっぽく見せてしまう力技に感服。
美しく流れる背景にみとれてしまいます。










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