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「民主圧勝」の裏で…小選挙区制という名のゲーム

8月の総選挙で議席数では民主党が308議席、自民党が119議席で民主党の圧勝であったのはご存知の通りである。
マスコミは開票直後から民主圧勝を伝え、田原総一郎は開口一番に「民主党は余りにも勝ち過ぎた」と言っていたが、
果たして本当に圧勝だったのだろうか。

総務省のページに
「平成21年8月30日執行 衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査結果調」
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/data/shugiin45/index.html
が掲載されたのでこれを見てみよう。

小選挙区の得票率を見ると、意外な事が分かる。
民主党 47.43% 自民党 38.68%

10%も差はついていない。ところが小選挙区だけの議席数を見ると
民主党 221 自民党 64

なのである。

これは小選挙区制という名のゲームの問題点である。
少しでも優勢な方が大勝してしまうのだ。
2005年の総選挙では、得票率で民主党 36.44%で52議席、自民党 47.77%で219議席で
やはり得票率では大差が無かったにもかかわらず、自民党が大勝している。
今回、自民党は自分達が作ったゲームのルールで自分で負けたのだ。

ただ、比例代表での得票率は民主党 42.41%、自民党 26.73%で、
自民党離れが顕著であった事は浮き彫りとなった。
 
 
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