雑記

俺は無能だ。
何も出来ないのに歳だけとっていく。
情報処理の試験を受けたが多分落ちた。
去年の秋も落ちた。
高い試験料を払い、３ヶ月も準備をしていただけに失望は大きかった。
試験の帰りはもう耐え切れなかった。
誰もいない会社に寄ってトイレの個室でしばらく泣いた。
嗚咽したかったが泣き方も忘れてしまったらしい。
３０代にもなって基本も取れない。
自分はこんなに馬鹿だったか。
ただでさえ安い給料もカットされ。
恋人もいない。
受験票に貼る為に久しぶりに撮った証明写真も
自分と思いたくないぐらい生気の無い酷い顔だった。
自分は本当に老けた。老けたんだよ俺は。
こんな自分がいくら不幸を気取ったところで、
誰も声などかけてくれやしない。
俺の人生はこれからどうなってしまうんだろう。
これが無為に浪費した１０年の代償なのか。
俺は本当に惨めだ。惨めな存在だ。
愛せる人ももういないのに何を支えに生きていけばいいんだろう。
全て終わった。
自分にはもう生きている理由が無くなってしまった。
本当に、この世には戦うことと戦うことしかない。
また明日から疲れた顔に作り笑いを浮かべて
生きていかなければいけないのだ。