雑記

攻殻機動隊S.A.C.の最新作です。
DVD買ってから長らく放置してましたが、やっと観る事ができました。
途中までは非常に面白かったのですが、ラストが気に入りません。
新作として作ってるのに、どうして原作のセリフや展開を
そのまま持ち出してくるんだと。（世界観や設定を用いるのは構いませんが。）
「2ndGIG」のラストも原作の花見シーンが引用されていて
ファンサービスと言うよりは、安直な発想という気がしました。
（そういえば「イ○センス」も原作絡みのオチだったなあ・・・）
新作を作るのであれば、今の時代の感覚や言葉で作りきって欲しいと思います。
むかーし、原作を初めて読んだ時、漫画でありながら
本当にこんな未来がいずれ来るのではないか、と衝撃を受けました。
私は以来、攻殻を見る時には「これからやってくる新しい何か」を見せてくれる事を
期待しているのだと思います。
だから「未来」と言われていた21世紀になって、新作に
刊行されて十数年経った原作を引っ張り出してくるのは興が冷めてしまうのです。
・・・まあ、総評としては佳作だと思います。