雑記

http://gardener.hustle.ne.jp/diary/

<< 法治国家、放置国家または痴呆国家 | main | 一億総被曝キャンペーン >>

原子力ムラ、今だ健在

「番組を切られても本望」震災特番生放送で古舘伊知郎が"原子力ムラ"に言及し波紋広がる
http://news.nicovideo.jp/watch/nw212777

最近報ステ観てないのだが、個人的には応援したい。今更だがよく言った。
もしこんな事すら言えないのなら、日本国そのものが原子力村に堕したと言っていい。


文書で受け入れ要請=がれき広域処理で方針―野田首相
http://news.nicovideo.jp/watch/nw212523


 野田佳彦首相は11日午後、東日本大震災の発生1年を受けて首相官邸で記者会見し、復興の障害となっているがれきの広域処理を進めるため、受け入れ自治体への財政支援に加え、災害廃棄物処理特別措置法に基づき「被災3県を除く全都道府県に受け入れを文書で要請したい」と表明した。がれきを再利用する民間企業にも協力拡大を求めるとともに、週内に関係閣僚会議を設置し、政府一丸で取り組む方針も示した。

 首相は広域処理について「日本人の国民性が再び試されている象徴的な課題だ」と述べ、積極的な受け入れを要請。受け入れ自治体が住民の同意を得やすくするため、特措法に基づき、(1)放射線量などの安全基準(2)焼却施設での排ガス処理方法―などの運用基準を定める考えを明らかにした。



震災がれき受け入れ表明は4都県のみ 放射能への心配根深く
http://news.nicovideo.jp/watch/nw201891

震災がれき 「有害物質で呼吸器系への影響リスクも」と医師
http://news.nicovideo.jp/watch/nw203962

チェルノブイリ研究者「がれき移動は危険。汚染がない地域に持ち込むな」
http://alfalfalfa.com/archives/5292480.html


放射性物質:「がれき移動は危険」 チェルノブイリ研究者が懸念/沖縄

 1986年のチェルノブイリ原発事故で内部被ばくの研究をしたゴメリ医科大学(ベラルーシ共和国)初代学長、ユーリ・バンダジェフスキー氏の講演会(主催・放射能防御プロジェクト)が11日、那覇市民会館であった。

 放射性物質の体内取り入れの影響として、これまで甲状腺などへのがんの誘発や白内障などの影響が指摘されてきたが、ユーリ氏はそのほかに心臓など臓器への影響を指摘。自身の研究のデータを示し、「心臓など重要な臓器にセシウム137が蓄積され、心筋障がいなど心臓の疾患が引き起こされやすい」と説明した。

 さらに、仲井真弘多知事が被災地のがれきの県内受け入れを検討していることについて、「がれきを動かすこと自体危険だ。
放射能汚染がない地域にあえて持ち込むことはない。汚染しない野菜を栽培する場所が必要だ」と述べ、懸念を示した。

 体調に変化が生じた場合、放射性物質の影響かどうか判断できる体制の構築が大切だと強調し、「的確な診断ができるよう医師が放射能のことをよく知る必要がある」と述べた。

 ユーリ氏の報告について、琉球大学の矢ヶ崎克馬名誉教授は「はっきりしたデータが集められた研究は価値がある。
特に放射性物質が体のあらゆるところに運ばれ、甲状腺などに集まる性質があるという指摘は重要だ」と述べた。



震災時に安全ばかりを連呼して、メルトダウンや放射能の拡散予測等の不都合な情報を公表せず、
被災者に追い討ちをかけるように被爆までさせて、すっかり信頼を失った政府が、今更
自分達がちょろっと焼却灰を測った線量で安全安心を主張したところで、誰が信じるというのか。

まずは国民をだまし、人々を被爆の危険に晒したその致命的な不手際を認め、謝罪すべきなのに、
野田の「日本人の国民性が再び試されている」とかほとんど善意の強要、脅迫であり、傲慢甚だしい。

確かに線量の低いがれきは、最終的には受け入れも仕方ないのだろうが、
少なくとも街頭演説でよく聞く「みなさんの力をお貸しください(←返す気ない)」をはじめ、
「可哀想だから受け入れてあげましょう」とか「被災地を見捨てるのか」とか
「受け入れ拒否なんて日本人とは思えない」とかそんな言い草で強要されて受け入れるべきではない。

焼却灰を誰がいつまで何年管理するのか、埋め立ての方法に問題はないのか、
セシウムが吸着して汚染されたフィルターはどう処理するのか、焼却作業の安全をどう確保するのか、
リスクが無いと本当に言い切れるのか、万が一健康被害が発生したらどうするのか。
安全に関する枠組みの取り決めと、それが「継続的に維持される保証」が無いのであれば、
受け入れるべきではない。
後になって、「あの時は取り決めも、法制も何も無かった」とか言われるのがオチだ。

瓦礫に苦しんでいる人はいるのだが、焼却場や処分場の周辺に住む人だっているし、
そこで働く人もいるのである。感情や心情だけで片付けていい問題ではない。

絆なんて無いんだから綺麗事は捨てて、泥臭い議論を繰り返していくしか道は無い。



【追悼式典】首相、深く反省…追悼式で台湾代表が献花できず
http://news4vip.livedoor.biz/archives/51866250.html


 野田首相は12日の参院予算委員会で、11日の政府主催の東日本大震災追悼式で、台湾代表に献花の機会がなかったことについて、「本当に申し訳ない。行き届いていなかったことを深く反省したい」と陳謝した。

 自民党の世耕弘成氏への答弁。台湾からの震災義援金は官民合わせて約200億円と世界トップクラスだった。

 世耕氏は追悼式で、天皇、皇后両陛下がご退席になる際、場内が着席していたとして、「どこの国でも全員起立するものだ」と批判。藤村官房長官は「(議事進行は)事務方で詰めてきたものを直前に聞いた。おわびするしかない」と謝った。



中国を意識しての事だと思うのだが、それにしてもひどい対応。恩を仇で返すとはこの事である。
多分反省もしてないだろう。野田は台湾代表の方に直接陳謝すべきで、答弁で気持ちだけ述べても何の意味も無い。


※台湾の皆様、多くの義援金ありがとうございました。この御恩は忘れません。
 私にも出来る事として、些細な事ではありますが、今後、PCパーツは台湾製で揃える所存です。

 
 
日記(震災・原発関連) | comments (0) | -

Comments

Comment Form