雑記

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(失敗しないための)懐古と退行

ドラマ「相棒」の相棒が初代の寺脇康文に戻った。
あー相棒ってこうだったよな、と懐かしさを感じる一方で
まるで再放送を見てるかのような新鮮味の無さも感じる。


アニメでは「うる星やつら」が再放送ではなく
新作として制作されている。
これも見ればそれなりに面白いのだが、なんで今更感もある。


ベルセルクは見ていないが、黄金時代編という懐古感ばりばりの
新シリーズが始まっている。


日本映画はヒットしたドラマの映画化ばかりだし、
海外の映画もアメコミ系のスピンオフばかりだ。


アイドルで言えば乃木坂は活動期間が長くなって
ファンが増えすぎたのと、ファンが古参になっていって
挑戦的な事に対して反発が起こる。
乃木坂らしさに自分達で縛られて初期より退屈な印象だ。
(売れてしまってからの物語が退屈なのは仕方ないが。)



失敗ができないという世の中で、
大失敗はしないだろうというものしか企画が通らないのだろう。
過去の成功の再生産で今が消費されていく。
古いものは安心だが、変化がない。
新しいことが挑戦できない世界は退屈だ。
と言うよりただ維持されているだけの世界に何の意味があるのだろう。
 
 
 
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