雑記

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失敗は伝わらない

"TSUNAMI" 失敗は伝わらない


語られている事は原発にも当てはまる。

いつの間にか便利さの前に危なさを忘れる。

知識として事故が起きれば危ないと知っている。

ところが自分が生きている間に事故が起きると思っていない。

時間が過ぎるほど危険に関心を払わなくなり忘れていく。

危険に対する無関心と傲慢さがふえていく。

30年ぐらい経つとものすごく危なかったという事は消えていく。

また同じ事を繰り返す。

コンクリートの石棺にどんな言葉を刻む事になるだろう。


「10メートルの大津波」が「犯人」だった 福島原発想定外の「炉心溶融」事故 : J-CASTニュース
http://www.j-cast.com/2011/03/14090411.html?p=all


2011年3月13日夜、巨大地震発生後初の会見で、清水社長は「一番の問題は津波によって非常用設備が浸水したこと」と指摘し、今回の津波が想定外の大きさだったと説明した。



世界が震撼!原発ショック 悠長な初動が呼んだ危機的事態 国主導で進む東電解体への序章|Close-Up Enterprise|ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/11628


 地震発生時の11日、福島第1原子力発電所1〜3号機は自動的に止まったものの、津波により外部の設備が使えなくなった。予備の電源も失われ原子炉内を冷やすシステムも動かなくなった。東電はまず電源を復旧しようと電源車を送った。しかしそれをつなぐ部分が水没しており結果的に失敗した。


 
政府筋「東電が米支援は不要と」…判断遅れ批判 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110318-OYT1T00578.htm


 東京電力福島第一原子力発電所で起きた事故で、米政府が申し出た技術的な支援を日本政府が断った理由について、政府筋は18日、「当初は東電が『自分のところで出来る』と言っていた」と述べ、東電側が諸外国の協力は不要と判断していたことを明らかにした。
 政府関係者によると、米政府は11日の東日本巨大地震発生直後、米軍のヘリを提供することなどを申し入れたという。政府は、各国からの支援申し出は被災地での具体的な支援内容を調整したうえで受け入れており、「(断ったのではなく)いったん留め置いた」と釈明する声も出ている。



福島第1原発:東電「貞観地震」の解析軽視
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110327k0000m040036000c.html


東京電力福島第1原発の深刻な事故原因となった大津波を伴う巨大地震について、09年の経済産業省の審議会で、約1100年前に起きた地震の解析から再来の可能性を指摘されていたことが分かった。東電は「十分な情報がない」と対策を先送りし、今回の事故も「想定外の津波」と釈明している。専門家の指摘を軽んじたことが前例のない事故の引き金になった可能性があり、早期対応を促さなかった国の姿勢も問われそうだ。



河野太郎公式サイト | 原子力をめぐる不透明さ
http://www.taro.org/2011/03/post-963.php


原子力関係のあらゆる場面でこのような疑わしいことが起きる。

例えば、原子力のコスト。原子力発電で得られた電力のコストについて、経産省が発表したコストが正しいかどうか検証しようとしてバックデータを要求すると、出された資料の大半は黒塗りだ。
(中略)
かつて超党派の自然エネルギー議員連盟が自然エネルギーの促進のために自然エネルギーによる電力の買い取りをルール化しようとしたことがある。

経産省は、それをつぶすために大急ぎでRPS法案をつくり、各党の幹部に根回しをして買い取りルールを潰し、RPSを導入した。その結果、日本の再生可能エネルギーは諸外国と比べ、大きく遅れを取ることになった。



東電のカネに汚染した東大に騙されるな! :: INSIGHT NOW!
http://www.insightnow.jp/article/6430


寄付講座だけで、東電は東大に5億円も流し込んでいる。一方、長崎大学は、その買収的な本性に気づき、全額を東電に突き返した。水俣病のときも、業界団体は、東大の学者を利用して世論操作を行い、その被害を拡大させてしまっている。いま、同じ愚を繰り返してはならない。


 
 
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