雑記

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砂上の楼閣

もんじゅ保安検査を開始 昨夏落下装置あすにも引き抜き
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110523-00000512-san-soci


 経済産業省原子力安全・保安院は23日午前、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の原子炉容器内に落下したままになっている燃料交換用の炉内中継装置の引き抜き作業について、安全性を確認するための保安検査を始めた。
 日本原子力研究開発機構は福井県の了承を得るとともに、保安院から安全性などが妥当と認められれば、24日にも引き抜き作業に着手する。
 もんじゅは昨年5月、15年ぶりに運転を再開したが、同年8月に同装置が落下し、変形したため引き抜けない状態が続いている。



■高速増殖炉は商用レベルでは実現してない。

・もんじゅは、実用化2段階前の「原型炉」。経済的に成り立つ「実用炉」はまだ実現していない。

■高速増殖炉は非常に危険。

・燃料棒の間隔は、わずか1.4ミリ。燃料棒が変形した際に、核暴走事故に繋がり易い。
・冷却材がナトリウム。中性子を高速のスピードのまま利用する高速増殖炉では、水は減速材になるので使えない。

■そもそもナトリウムが危ない。

・水に触れると爆発。空気に触れて火災。
  爆発反応では、水素と苛性ソーダもできる。水素は爆発の危険性があるし、苛性ソーダは金属を腐食させる。
・コンクリートを破壊。
  コンクリートは水分を含んでいる。ナトリウムが滲みこむと反応して水素が発生して、膨れて破裂する。
・放射性ナトリウムに変化。
・ナトリウムの液体は不透明。作業し辛い。
・熱しやすく、冷めやすい。
  急激な温度変化に耐える為に、配管を薄くする結果に。直径81cmの配管の厚さは、わずか1.1cm。
 
 
<参考文献>
動かない、動かせない「もんじゅ」―高速増殖炉は実用化できない
小林 圭二 (著), 原子力資料情報室 (編集)

http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=970

 
 
 
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