雑記

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書いてないうちに9月ですが…

投票に行ってきました。

今年は、鉄道や航空機の事故が多発しています。
最近は自分の身の回りでも、仕事をしていて
「普通に考えれば絶対に起きない」ような
「信じられない事」がよく起こります。
コンピュータや通信の発達によって
どの会社でも多くの業務がシステム化、利便化されて
効率面では改善されていると思いますが
どうもそのシステムを行使、管理する人間が弱体化している気がします。

システム化によって人間の携わる作業が「確認」「監視」といった
思考停止的なルーチンワークによって、本来の「仕事をする」という
考え方が無くなって来ている気がするのです。

それだけでは無く、そういった仕事をさせる為に
企業は管理コストさえ削ろうとします。
正社員をリストラし、派遣社員で賄います。
派遣社員には古い言い方かも知れませんが「愛社」精神は無いので
良くも悪くも自分は部外者の雇われ社員だと思っています。

今の日本は上面だけ見れば正常に機能しているように見えますが
実際は多くの企業がコストを押さえる為に
『企業として最低限守らなければならないもの』(「安全」とか「信用」)まで
犠牲にしています。
その綻びが近年「信じられない事故」という形で見えている訳です。

・茨城県東海村の臨界事故
・日本各地のコンビナート火災
・三重県RDF発電所貯蔵槽火災事故
・福知山線脱線事故
(これでも郵政「民営化」して大丈夫ですか?『最低限』は守られますか?)

人も企業も育たない状況下で日本は明らかに弱体化しています。
こんな日本になったのは何故でしょうか?
この状況で景気は良くなっていると言っている人間は誰でしょうか?

失業率が回復しているそうですが、リストラが完了して
派遣社員やフリーターに流れたに過ぎません。
その多くは20代、30代です。
当然ながら収入が乏しい為貯蓄はできません。
フリーターであれば年金を払うのも困難です。
派遣であれば能力が身に付かないので昇給しません。
いづれにしても将来が不安なので結婚できません。
出生率は低下します。
人口が減り続ければ労働力も税収も減ります。
生きているのがやっとの20代、30代が歳をとったら
今度は年金や老人福祉が崩壊しているかもしれません。

自民党が駄目と思う訳ではありません。
小泉の代わりになれる人間がいるとも思えません。
仮に民主党に政権交代するような事があっても
問題は変わらないでしょう。

しかしながら、今度の選挙でこの国の政治を担う事になる人達、政権は
日本を良くする事を真剣に取り組んで欲しいと思います。
既に日本は綻んでいるのですから。

※旧サイトより転載
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