雑記

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叶わぬ夢

震災で最近まじめな事しか書いてなかった。
このブログは古いエントリー見れば分かると思うけど、
低俗で下品に満ち溢れている。元来私はそういう人間だ。

で、突然だけど私はAKBが好きだ。
で、申し訳ないんだけどフジテレビのスマスマを見てしまった。AKBが出るから。
(テレビは捨てたんで、ワンセグで見た。)
いい画が2chで拾えたので保存しとく。

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いや、僕はあっちゃんとか、ゆきりん押しなんだけど、
今日は玲奈さんがなんか素敵だったんで思わず保存してしまった。

こーゆう黒髪さらさらロングの女の子に
突っ込み気味のキスをされてみたいものだ。



まあ、僕には一生無理だけどね。
 
 
 
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映画「ツリー・オブ・ライフ」感想

久し振りに映画館で映画を観て来ました。感想を。
※ネタばれを含みますが、そもそもこの映画にはストーリーというほどのストーリーはありません。

この映画は、ストーリーの部分と、スピリチュアルパートに分かれています。
オープニングは冒頭から名画の予感だったのですが、その後、何故か地球の海・山・川・空の景色や、宇宙の描写が入ります。
セリフも無く、(時にはBGMも無く)異様に長くて、ヒーリングビデオを観ているかのようで
延々とこれが続いたらどうしようか、帰ろうかと思うぐらい不安になりましたが、
どうも、宇宙の誕生から主人公が生まれて来るまでを描きたかったようです。
なんとも壮大ですが、はっきり言って冗長で意味不明でした。
まさか、ブラピとショーン・ペンの映画を観にいって、恐竜を見ることになるとは思いませんでした。
この映画は時間が長いのですが、この辺をバッサリとカットしたら丁度いい尺になったかもしれません。

しばらく我慢すると、やっと人間が登場して、ドラマが始まるのですが、
ここからはさっきのスピリチュアルパートですっかり脳が刺激を求めている状態になっていたせいか、
どんな些細な展開でも結構のめり込んで見てしまいました。
まあ、ドラマパートのカメラワーク、BGM、演出は素晴らしいと思います。

■世界はインチキだ

ドラマパートのほとんどが主人公(ショーン・ペン)の幼少〜少年期の回想です。
(ショーンペンの出番はそれほど多くないし、セリフも少ないですが、存在感がありました。)
幼少の頃は親に愛され、天使のような存在だったのに、少年になって、世界はインチキだという事が分かってきて、
次第にグレていきます。尊敬していた親(ブラピ)にも次第に反抗を示すようになります。
矛盾した世界に気づき、悩み、苛立ち、葛藤する。善か悪か。
人間なら、成長する過程で誰しもが通る道で、ストーリーとしてはありふれているじゃないか、と思うのですが、
でも何故かグイグイ引き込まれて見てしまうのは、もちろん演出のうまさもありますが、
悪を知って、次第に目つきが変わっていく子役の演技も光っていました。
もしかして、子役の成長に合わせて何年もかけて撮影したんじゃないかと思うぐらい、
変貌していく(成長していく)様子を丹念に描いています。


■和解できるアメリカの家族

主人公を取り巻くストーリーもありふれています。
主人公の父(ブラピ)は優しい母とは反対に威厳を持って、子供に対しては厳格に振る舞いました。
長男である主人公には厳しく、時には暴力的に当たります。それは、世俗の中で「成功」してほしかった、
(「成功」できなかった)自分のようにはなって欲しくなかったからなのですが、
子に過剰に自分の夢を押し付けると、逆にグレてしまうというのは世界共通のようです。
ですが、彼らはある出来事をきっかけに和解しました。
日本ではできないと思ったのは、親と子が素直に自分の気持ちを告白し、和解できるところです。
親子で表面的なコミュニケーションしか取れない日本だと、一旦不仲になるとそのままではないでしょうか。
(あ、それは自分だけか)
何か、「これがアメリカの家族だ」的な強い絆のようなものを感じました。「大草原の小さな家」的な。


■芝生はアメリカ人のステータス(ってどっかで読んだ)

あと、この映画は「家」のシーンが多い、ほとんどのドラマが家の中で起こる。
そして、アメリカの家族がいかに庭の「芝生」を大切にしているかが分かる。
主人公達(兄弟)はいつも芝生で遊ぶ。芝生を走り回り、寝転がる。
母親は洗濯物を干す。父親は肉を焼く。家族団らんも芝生で行われる。
親は子に芝生の手入れを教える。雑草の抜き方だの芝生の長さだの細かい。
屋根裏部屋付き一戸建ての家、きれいに手入れされた芝生の庭。
そこそこの車(劇中の車がどのレベルのものかは私には分からない)。
これが、一般的なアメリカの家族のステータスなのだろうか。


■モルダウを聞くためだけに金を払ってもいい

この映画はカーチェイスや爆破といった、派手なシーンも(もちろん)無く、ストーリーも地味で、
何よりも、放送事故寸前の意味不明で冗長なシーンも随所ありで、
全体の評価としては、悪くも無かったけど、特別良くも無かった。
自分は感受性豊かではないので、こういう映画はあまり性に合わないのだろうが、
「考えるな、感じろ」を実践できる人にとっては最高の映画かもしれない。
なんでもカンヌ映画祭のパルムなんとか受賞らしいけど、こういう何か思わせぶりで、
崇高なテーマがありそうで、描写が変態的に丹念なのがやっぱりウケルようだ。

最後まで見ても、ショーン・ペンがどうなったか、どうするのか全く分からないし、
「ただ、主人公が昔を懐かしんだだけでした」って感じもするけど、
実は、主人公も死んだのか?と思う描写もあったりする。何故か心臓モニターみたいな音が聞こえたり。

世俗に生きるか、信仰に生きるかという選択は、日本人にとっては馴染みが薄いだろうが、
選択することなんてできないだろうという事は分かる。選択すれば極端な人生が待っている。
実際は多くの人はその間でバランスを取って生きているはずだ。
主人公も、これからもそうやって狭間で生きていく(生きていれば)という話なのかもしれない。


個人的には、予告編で流れてた「モルダウ」が聞きたくて、観にいったようなものなので、
これが聞けただけで金を払う価値はあったと思う。音楽と映像もマッチしていた。

名画と呼ぶに相応しい手触りもありつつ、なんとも惜しい映画である。
 
 
 
なんか最初と最後で口調が違う・・ 
 
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フジテレビ抗議デモ、参加するか、しないか

ただのメモ。

ビートたけし『韓流がいやなら見なきゃいいんじゃねーか』
http://livedoor.blogimg.jp/amosaic/imgs/c/4/c418565d.jpg

マツコ・デラックス 『フジのデモは新右翼の人達だよ』
http://www.youtube.com/watch?v=j2U8xQDNQF8

テリー伊藤 『高岡蒼甫は病んでる』
ミッツ・マングローブ 『ネットは仮想敵国を作りたがる。まるで子供のケンカ』
http://www.youtube.com/watch?v=Fyb6eW053rc

ナイナイ岡村 『見たくないなら見るな、つぶやくな』
http://www.youtube.com/watch?v=M7vu2xd9xPY

ロンドンブーツ田村淳 『(韓流の番組を)見ないと言う選択で良くない?』
『君の家…TVのチャンネル1個しかないの?あと電源切れないテレビなの?』
(田村のツイッターより引用)

浜村淳 『韓流映画とかね、K-POPとかね、KARAや少女時代がウケるのかよう
考えてみいや。面白いからや』
(ラジオ番組「ありがとう浜村淳です」MBSラジオ)

内田裕也 「嫌韓デモやる暇あったらボランティアやれ!Rock'n Roll」
http://www.j-cast.com/tv/2011/08/11104240.html

山野車輪・「マンガ嫌韓流」作者 『フジテレビデモ参加者は劣化保守』
(8月10日二コ生公式)
http://www.youtube.com/watch?v=Hiqa-F460K0 5:30〜7:30)

茂木健一郎・脳科学者 『韓流のどこが悪い。グローバリズムの時代だぜ』
『幼稚な自国文化主義は、日本をますます弱体化させるだけです』
(茂木のツイッターより引用)


フジテレビが批判されるべきたった一つの理由
http://anond.hatelabo.jp/20110816115749


別にデモなんかしなくても、中からぐずぐずと腐っていくので、放おっておいたらいかがでしょうか。

 
最近の自分の中の意見はこれ。
道端のうんこをどうするか真剣になっても仕方ないので、
うんこの事は忘れて、うんこの事は自分の中でさっとパージして、
他の放送局を守りましょう。
いいんじゃないですか?韓流。好きな人もいますし。
地上波に韓流チャンネルができたって認識でいいんじゃないですか。
 
 
フジテレビ論争が幼稚になる理由
http://media.yucasee.jp/posts/index/8577


フジテレビを擁護する側の言論が「見なければいい」という意見で終始している点で、議論が成熟していかない。


いきなり核心突いてた。
追記:でも、今は諦めにも似た「見なければいい」が心にすっと入ってくるw


「韓流ブーム批判」と「デモ」はなぜ起こったのか?
http://news.nicovideo.jp/watch/nw101491


「別にフジテレビだけが突出していない。はっきり言って、各局みな韓流コンテンツを取り上げている。お手軽に安く番組をつくれる。放送局の人間は、携帯コンテンツなどで金を儲けることにものすごく力を入れている。本来視聴者に提供すべきコンテンツは適当に流して、金儲けのために公共の電波を私物化している。伝統的なメディア批判かもしれないが、一つの形として出ている気がする」




これは真偽不明だが↓

665 :名無しさん@恐縮です:2011/07/31(日) 06:12:12.25 ID:C2otvHFE0
俺フジの番組作ってる小さな制作会社のディレクターやってるけど
韓流好きだよ韓国の話題番組に入れると報酬もらえるから
番組のたびに韓国の話題やればかなり収入に余裕ができる
たまに接待でデビュー前の研究生?の女の子と遊べるし
韓流ブームが終わると困るし他の業界関係者もこんなおいしいこと終わらせようとはしない
金と女・人間の欲求を満たすことができるからね
日本人はそんなに怒る必要ないよ
韓国人の税金と女が日本に注ぎ込まれてるんだからwww


 

結局これも原発と同じで、メディアx権力x金なんだよなあ。
 
 
 
 
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2011/7/20 バズビー博士記者会見 文字起こし

2011/07/20に行われ、ニコニコ生放送でも放送された「放射線リスク欧州委員会(ECRR)クリス・バズビー博士記者会見」の文字起こしです。
※英語からではなく、通訳の聞き取りです。口語調の言い回しは多少修正しています。

主催:自由報道協会
http://fpaj.jp/

会見の概要:
「犯罪的なくらい無責任」欧州放射線リスク委員会のバズビー博士が政府を批判
http://news.nicovideo.jp/watch/nw91091?ref=live_description

博士:

 私はECRR(放射線リスク欧州委員会)の代表です。
 このECRRと言うのは独立した機関(組織)であって、同僚達は皆、放射線を研究している学者、研究家ばかりです。
 20年間のグループの研究ですけれども、結論としては、今までのICRPのリスクモデルは、内部の放射性物質の被曝に関しては、非常に危険なモデルであるという事です。
 理論的には、研究してみると、放射性物質(核種)が体の中に入っていくと、かなり深刻な破壊を及ぼすことがあります。
 標的はDNAなんですけれども、DNAを破壊すると、癌や、お産の時の異常とか色々な病気が出てきます。
 吸収線量という概念があるのですけれども、内部被曝は吸収線量が非常に低い線量で起きてしまいます。
 ECRRの最初のリスクモデルは2003年に発表しました。
 それは、内部被曝を実際にした人達の疫学的な調査によって基づいたものです。
 どのような人達が研究の対象かというと、原発の近くに住んでいる人たちや、1950〜60年代にかけて、全世界の核実験の死の灰を受けた人たちです。
 現在の世界にある癌の疫病は、そういう人たちが核実験の死の灰に晒された結果であると考えます。
 どういう風にこのモデルを確証できたかというと、スウェーデンにおけるチェルノブイリの死の灰を受けた人たちの研究によってできたものです。
 このチェルノブイリの死の灰を受けた人たちの研究調査は、スウェーデンの北部で2004年に行われました。
 ですから、私達ECRRのリスクモデルを今、福島第一原発から放出された放射性物質に適用することが非常に重要です。
 何故かと言うと、チェルノブイリの様子と非常に似ていますから。
 ですから、私が日本に来た理由は、福島県に住んでいる人々に対して、福島第一原発の事故の結果として放出された色々な核種がどれほど深刻な問題かという事を、アドバイスを与えたいと思う。
 それは何故かというと、後で、私達のモデルが正しければ、色々な癌やお産の異常など、色々な病気が出てくるだろうと予想しますから。
 今の日本政府は現在、ICRP(国際放射線防護委員会)のリスクモデルを利用しているが、たとえば、毎時1μシーベルトの低線量の地域に住んでいるならば、そこでは安全に暮らせるとICRPのモデルに基づいて政府が言っていますね。
 ですけれども、実際は自然のバックラウンド(=環境放射線?)以上に、その地域に放射性物質が空気中にあるならば、恐らく、そこの土地が地面が、かなり色々な核種によって汚染されていると考えます。
 これに関しては重要なニュースがありますので、今からお話したいと思います。
 私は、日本から送られた、車のエアフィルターを調査しています。
 それは東京のものと、あとは福島第一原発から大体100km離れたところを走っていた車のものなんですけれども、車は人間と同じように空気を吸っているわけですから、ある程度類似性があって、それを研究すると人間に当てはめることができます。
 でも、車のエアフィルターでしたら、機器類を使ってエアフィルターの中に何があるのか調べることができます。
 驚いたことに、東京周辺と福島第一原発から約100km離れた場所からの車のエアフィルターを調べてみると、その中にセシウム134、セシウム137、その他の核種、明らかに第一原発の事故から放出されたものがその中に入っていました。
 特殊なプラスチックのフィルムみたいなものなのですが、それを使ってそのエアフィルターの中にいわゆるホットパーティクル(高放射性粒子)が入っていました。
 その中には、α線を放出する核種も入っていました。それはつまり、プルトニウムとウランの核種ですね。
 でも、エアフィルターというのは、ガイガーカウンターを持って計ったとしても非常に線量が低いという事が一応分かるんですけれども、そういう事でしたら、毎時1μシーベルト以上汚染されている地域でしたら、避難すべきではないだろうかと考えるようになりました。
 それだけではなく、計算できるんですけれども、どういう計算の結果ができたかとうと、こういうホットパーティクルの空気中の濃度なんですけれども、ヨーロッパ、つまり北半球の空気中の濃度、それは核実験のピーク、つまり1963年の頃と比べたら、今の福島県の方が約1000倍ぐらいになっています。
 それで予測できる事なんですけれども、そこに今の人口がそのまま残るという事になってくると、100km以内の地域でしたら、今後10年間の間に癌の発生率が約32%ぐらい増加するという計算の結果になります。
 こういうことはかなり前から分かっているので、政府がそこに住み続いてそのまま大丈夫だと言っていることは、犯罪的なぐらい無責任ではないかと考えます。
 それだけではなく、他にサジェスチョンがあるのですが、その中の一つは、独立した健康被害の調査を行って、実際にその地域にその結果、ホットパーティクルなどの結果として、どのような癌の発生率などが実際に表れるか見られるようにやっていただきたいと思います。


なんでこんなに日本語がおかしいかって?、通訳の人に聞いてくれw


<質疑応答>
※ここからは要点だけ書きます。

司会者:
 車の走っていた場所は?

博士:
 一つは、聞いた話では、千葉市〜東京を行き来する車。3月11日以降、100日間走っていた車。
 セシウム137は730ミリBq/立方メートル。これは核実験が行われていた60年代初めの頃のイギリスの300倍。
 もう一つは、4台の車からエアフィルターをいただいている。福島第一原発から100kmの外を走っていた。
 正確にどこを走っていたかは送ってくれた人に聞かないと分からない。

司会者:
 プルトニウムが検出されたエアフィルターは福島を走っていたものだけか?

博士:
 はっきりとプルトニウムやウランが入っている事は言えないが、α線放出核種が入っているとは言える。
 後は、γ線分析からある程度ウランが入っていることは確実。
 今はイギリスでどの程度プルトニウムとウランが入っているか分析中。

 昨日、原発から100km離れた会津若松で2箇所、携帯用のγ線分析機(光分機?)で土壌が放射線物質に汚染されていることが分かった。
 濃縮ウランがないと出てこないウラン235の特徴が認められた。

司会者:
 政府の児童の被曝基準20mSvについてどう思うか?

博士:
 こういう事を行っている日本政府は犯罪的なぐらい無責任。これぐらいの放射線レベルに子供が曝されると後で大変な事になる。
 基準値引き上げは理解できない。こちらのリスクモデルが正しければ、かなりの子供達の死亡につながる。
 政府は内部被曝を計算に入れてないのではないか。昨日の会津若松の空気の状況からしたら、とっくに基準を超えているのではないか。

記者:
 吸入する場合と経口摂取の場合で、内部被曝はどう違うか?

博士:
 人間は進化を通して、腸に入る不純物を排除する機能があるが、吸入したものに関しては排除機能が無いのでリスクの係数が高い。

 食物で危険性のあるのは、水(トリチウム、日本ではほとんど測定してない(?))
 牛乳、酪農生産物(ストロンチウム、ウラン)、海岸線に近い海の海底で採れる貝類。

記者:
 今も、毎時10億ベクレル放出されている福島第一原発の現状について。

博士:
 (しばし笑った後)これは想像を絶する災害としか言えない。私は3月11日直後から言っているが、
 福島第一原発はとにかく制御不能な状態になっているが、では、それについてどうするかという事に関しては
 今のところ、ほとんど誰も分からないぐらいひどい状態だ。
 何か早くしなければならないが、これは日本だけの問題でなく、国際的な問題、
 この責任は結局、国際原子力産業の問題ではないかと考える。
 だから、これは国連の高いレベル(IAEA)で早く何かしなければならないが、今のところ何も動いていない。
 理論上、福島第一原発の事故が続けば続くほど、結局死亡率は高くなる。
 会津若松に行ってきたが、日常的な生活をしている市民を見ると、あたかも普通の状態あるかのように見えるが、
 機器類を持ってくると大変だという事が分かる。

記者:
 現在の日本の食物(野菜)のヨウ素131の安全基準(1kgあたり2000Bq)について。

博士:
 ヨウ素131はいい政策がある。ヨウ素131は半減期が短いから、
 一旦とっておき、2、3ヶ月したら数値が小さくなるので、売ればいいのではないか。
 ただし、もっと長い半減期の核種の場合は、200km内の地域には、汚染されていない食物を
 外から持ってくる必要性がある。
 付け加えて、1kgあたり2000Bqというのは、かなりとんでもないぐらい高い数値。
 1kgあたり1〜10Bqぐらいにできるのではないか。

記者:
 ある程度汚染されている地域から、どれぐらい市民を避難させるべきか。

博士:
 立ち入り禁止のゾーン、強制退去のゾーンを決めるべき。
 同心円状のゾーンではなく、ヘリコプターにγカメラを載せて、測定して汚染度地図を作り、ゾーンを決めるべき。
 ある程度汚染された地域については、みんなを避難させると大変なので、外から食物を輸入するのがいい。
 避難しない場合は、放射性物質による体への攻撃とみなして賠償金で賄う手もある。

記者:
 半減期の短いヨウ素131の被曝量を事故当時に遡って推定することはできるか。

博士:
 ホールボディカウンターはγ線を放出する核種を測定するものなので、このような問題には役に立たない。
 深刻なのはβ線とα線を放出する核種。それらは全てくっついているわけではない。
 核種は体のあちこちにばらばらに存在しており、体内のあらゆる核種を測定してモデルを作って、
 それを使って(演繹的に?)測定すればいいが、政府がそのようなプロセスを経て健康被害を見るかは分からない。
 ホールボディカウンターは安心させる為のものにすぎなく、科学としてはまじめなやり方ではない。
 むしろ、隠蔽工作的な要素がある。後で、健康被害が出ても線量が低かったので、
 「これは放射線によるものではない」と言ってくるのではないか、という事を心配している。

記者:
 今、東京にいる少なくない人達が、「政府は本当の事を言っていない。
 実際には関東地方の食物は汚染されているので、安全基準内であっても、危険である。
 後、数年経ったら、東京から避難しなければならない、本当はそういう状態なのに、
 政府はきちんと調べたり、国民に教えていない。」と思っている人が多い。
 これから日本はどうなっていくか。アドバイスがあれば。


博士:
 福島第一原発からの放射性物質は確実に東京まで及んでいる事は確実に分かっている。
 東京は人口が大きいので、ある程度の健康被害が出てくるのは止むを得ない。
 それは、今から10年程度でかなり問題がある事がはっきりしてくるのではないか。
 政府に対してはプレッシャーをかけて、きちんとした組織を作って、
 環境と食物にどの程度放射性物質が入っているかを測定して、結果をインターネットに公開し、
 一般市民の方は、それを見てどのように行動するか判断すれば良いと思う。
 イギリスでは政府機関によって、ほとんどの食物と環境の放射性物質が測定され、公表されている。
 チェルノブイリ以降、1962年以降あたりから行われている。
 (※チェルノブイリは1962年よりも後。通訳の聞き間違い?)

記者:
 先程、日本で水のトリチウムの検査をしていないと言っていたが、どの程度で健康被害がでるか。

博士:
 ECRRのモデルだと、かなり深刻なことになるが、ICRPのリスクモデルではかなり過小評価されている。
 トリチウムによる被害は動物に関する実験で分かっているが、
 胎児の発達段階に問題があって、DNAの破壊が非常に効率よく行われる。
 トリチウムはβ線を出すが、その力は非常に弱い。
 その為、ICRPの線量の考え方だと、ほとんど無視になってしまう。その考え方は間違い。
 福島第一原発では、冷却にたくさんの水を使っているので、たくさんのトリチウムが出てくるのではないか。
 これはかなりの問題と言えるのではないか。
 トリチウムは水と同じ性質を持っているので、体に入ると体のどこにでも行ってしまう。


文字起こしは以上です。
※私は、科学者ではありませんので、内容の真偽に関するご質問にはお答えできません。
※明らかな間違いがあればご指摘ください。
 
 
 
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