雑記

http://gardener.hustle.ne.jp/diary/

枝野「一定の理解は得られた」→お前ん中ではな

いつもの↓

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政府、関電に大飯再稼働を指示
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120616-00000052-jij-bus_all


 関西電力は16日、大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働作業に着手するよう政府から同日午前11時すぎ、指示を受けたことを明らかにした。
同社によると、経済産業省資源・エネルギー庁から「安全に万全を期した上で再稼働に向けた準備作業に直ちに取りかかること」と電話連絡があったという。



大江健三郎氏ら “脱原発署名”提出
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120615/k10015857641000.html


ノーベル賞作家の大江健三郎さんらが総理大臣官邸を訪れ、「脱原発」を求めるおよそ645万人分の署名を提出するとともに、
記者会見で関西電力大飯原発の運転再開に反対するよう呼びかけました。

総理大臣官邸を訪れたのは、ノーベル賞作家の大江健三郎さんや経済評論家の内橋克人さんら4人です。
4人は藤村官房長官に対し、「脱原発」を求めるおよそ645万人分の署名を野田総理大臣宛に提出しました。
そのうえで大江さんらは、運転再開に向けた手続きが進む大飯原発の運転再開に反対することや、原発の新たな建設の中止、
それにすでにある原発の計画的な廃炉を訴えたということです。
このあと記者会見をした大江さんは、「東京電力福島第一原発の事故を通じて、原発と共存できないと分かった。
子どもたちが生活できるために、私たち大人が運転再開に反対するのが責務だ」と述べて、大飯原発の運転再開に反対するよう呼びかけました。
大江さんたちは、来月16日に東京で10万人を集めて脱原発を求める大規模な集会を開くことにしています



【大飯原発再稼動をめぐる4大臣会合終了後】枝野幸男 経済産業大臣 記者会見
<質疑応答内容を文字起こしで抜粋>


記者「国民の一定の理解が得られた、得なければいけないとういうことも政治判断するということで
   責任を持って判断したという事だが、どういう風にして地元と周辺自治体だけではなく国民の
   全般の一定の理解を得られた事をどうやって把握してどういう根拠で判断したのか」

枝野「一定のご理解というのを何か数値的に判断できるものさしとかがあれば、
   むしろその方が我々としてありがたいが、残念ながらそのような性質のものではない。
   総合的にしか判断しようがないから、政治的に判断した。」



一定の理解を数値的に判断できないから政治的に判断したと言うが、
大江健三郎の脱原発・再稼動反対の600万の署名が分かる数字として出ているではないか。
逆に再稼動を求める600万の署名はあったか?
総合的判断とは、経済界のご意見しか聞いてないってことか。
結局、「一定の理解」は枝野の嘘言じゃないか。
明確に示された国民の意見は無視して、国民の理解が得られたと思ったから判断したとか小学生か。
政治的判断でもなんでもないわ。ほんともうだめだわこの政府。


786 :名無しさん@13周年:2012/06/14(木) 13:34:49.07 ID:lR6qRWF80

民主党議員入場!!

・閻魔様も多すぎる舌を抜くのが大変だ!民主が誇る大嘘つきとは枝野幸男のことだァ!!





<大飯原発>再稼働決定に周辺住民 割れる声
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120616-00000026-mai-soci


 東京電力福島第1原発の事故から約1年3カ月余り。関西電力大飯原発3、4号機の再稼働が16日決まった。「安全性は確保できた」とする政府。
だが過酷事故への安全対策は道半ばで「見切り発車」の感はぬぐえない。
各地の原発の地元住民の中には好意的な受け止めもあったが、福島事故の避難者らは憤り、「残念」「あきれた」という声も聞かれた。

【大飯原発】政府が再稼働を正式決定 福島事故後初

 ◇「仕方がない」…おおい町

 地元経済の多くを原発に負う福井県の住民らからは「仕方がない」との声が聞かれた。
おおい町中心部で旅館を経営する時岡富美枝さん(76)は地元経済を考え、「再稼働は仕方がない」と考える。
自身の旅館でも、7、8人いた原発作業員の宿泊客は1人程度に減った。「再稼働に反対する声が多かった関西では停電も起きず、大きな影響は受けない。
結局、被害を被ったのは地元の私たちだけだ。原発を貧しい田舎に持ってきて、私たちはばかにされているんじゃないか」と憤る。

 同町の主婦(68)も再稼働には賛成だが、「事故になったら、私たちはどこに逃げるんかな。分からん」と不安を募らせる。
国は4月、住民説明会を開催したが、「原発を動かしたいという思いばかりで、住民にとって大切な避難についての話がまったくなかった」と訴えた。

 大飯原発の地元・大飯郡選出の田中宏典県議(自民)は「原子力政策を堅持する国の姿勢を確認できたことは大きい」と評価する一方で、
「再稼働は国が責任を持って判断すべきだったし、おおい町民を国策の矢面に立たせるのはやめてほしい」と話した。

 同県内で活動する市民団体「サヨナラ原発福井ネットワーク」の山崎隆敏代表(63)は「世論調査で再稼働への反対が占める割合はかなり高いのに、
民意が反映されず再稼働させる日本の政治システムは問題。
無念さをつくづく感じる」と話した。
【柳楽未来、五十嵐和大、橘建吾】

 ◇思い複雑…立地自治体

 全国の原発立地自治体やその周辺に住む人たちは大飯原発の再稼働をどう見ているのか。

 中部電力浜岡原発が立地する静岡県御前崎市の事務員の女性(57)は「福島第1原発事故の原因究明や原子力規制庁の発足などが先だと思うが、
夏に関西で本当に電力が不足するのであればやむを得ない。ただ、稼働は期限付きでやるべきだ」と話す。

 茨城県東海村の日本原子力発電東海第2原発から20キロ圏内のひたちなか市に住む主婦、増田真紀子さん(35)は「原発事故で自殺する人も出ているのに。
無力感と怒りを感じる」
と嘆く。一方で「再稼働のために政府がいろいろしなければならなくなっているのは、市民の力の反映」と指摘。
「原発反対の声を絶やさないようにしなければ」と話した。

 東北電力女川原発がある宮城県女川町。東日本大震災の津波で経営する店舗が流失した60代男性は「なぜ大飯だけ再稼働するのか。国は安全性に対する考えが甘い」
と疑問を投げかけながらも「何年後かには自分たちも再稼働について判断しなければならない」と話した。

 愛媛県伊方町の四国電力伊方原発は再稼働の「有力候補」とも目されている。約10キロの八幡浜市に住む反対派市民団体の近藤誠さん(65)は
「政府は再稼働ありきで進んでおり、原発推進派の人が見ても首をかしげるものがあるのではないか」と語気を強めた。
一方、伊方町で民宿を経営する丸山栄一さん(71)は「民宿はもちろん散髪にしろ食料品にしろ、立地地域では多くの産業が原発があって成り立っている。
早く動かさないと地域経済が大変なことになる」
と再稼働を熱望した。
【山本佳孝、須藤唯哉、杣谷健太、津島史人】

 ◇福島原発事故被災者は

 東京電力福島第1原発事故の被災者は強く反発したが、一部では理解する声も聞かれた。

 福島県飯舘村の自宅から福島市の友人宅に避難しているNPO法人勤務の小林麻里さん(47)は「あきれてものも言えない。
原発事故は私たちの人生を狂わせたばかりではなく、人々の心を壊してしまう危険なもの。福島の事故が教訓になっていないとしか思えない。
結局は人ごとでしかなかったのかと思うと残念で悲しい限り」
と怒りを込めて語った。

 昨年、あんぽ柿から暫定規制値を超える放射性セシウムを検出し、県から生産自粛を求められた同県伊達市の柿生産農家、宍戸里司さん(60)は
「長年かけて築いた名産を奪われた。安全確認が十分でない中の再稼働はおかしい」と話した。

 長野県白馬村で避難生活を送っている福島県大熊町の無職、木村紀夫さん(47)は「政府や電力会社は安全と繰り返すが、
その具体的根拠は示されず、(大飯原発に)福島と同じレベルの津波が来たら本当に耐えられるのか不安だ。
再稼働せず、夏の電力需要のピークを節電で乗り切れば、生活習慣を見直すきっかけにもなったのに」
と残念がった。

 一方、福島県いわき市で避難生活を続ける元東電社員で楢葉町議の安島琢郎さん(72)は「安定的な電力供給を維持するためには、
夏場のピーク時の原発稼働は仕方ない。ただ、本格的な再稼働は原子力規制庁が発足して万全な安全対策が取られてからだ」
と注文を付ける。
また、同県郡山市に避難する双葉町の無職、天野正篤さん(74)も「関西経済への影響や日本全体の産業空洞化への懸念を考えると再稼働は公平な判断」と話した。
【深津誠、袴田貴行】





枝野よ。これが数値的に判断できる国民の「一定の理解」の有様だよ。

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意外にまともな仙谷由人

原発再稼働で“影の司令塔”と言われている仙谷だが、
この記事を読むと意外にまともな発言をしている事が分かる。

原発再稼働「粛々と」 仙谷氏、大飯以外も推進明言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120614-00000081-san-pol


 民主党の仙谷由人政調会長代行は13日、産経新聞のインタビューに対し、
政府が近く関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を決定することを受け、
「ストレステスト(耐性検査)が済めば、その他の原発も粛々と動かすべきだ」と述べ、
経済産業省原子力安全・保安院が安全性を確認した四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)など
各地の原発再稼働を急ぐべきだとの考えを示した。
政府・与党の幹部で大飯以外の再稼働推進を明言したのは仙谷氏が初めて。

 保安院は、このほか北海道電力泊原発1、2号機など19基の原発についてストレステストの結果を審査中。
仙谷氏の発言は、内閣府原子力安全委員会に対し、大飯に続いて他の原発の安全性の確認を急ぐよう促したものだ。

 仙谷氏は党代表として、大飯原発再稼働に関する野田佳彦首相と枝野幸男経済産業相ら3閣僚の会合に出席するなど、再稼働を主導してきた。

 仙谷氏は再稼働について「絶対に安全だとは思わない」としながらも、「技術的なリスク管理ができるという前提に立ち、
ストレステストで安全確認できれば、誰が政権を持とうが執行しなければいけない。
原発(稼働)をやっていくのは政治家の任務だ」と言い切った。

 ただ、国民の不安払拭のため、「40年たった古い原発は安全管理ができようができまいが、廃炉にしていくべきだ」とも主張し、
昭和54年以前に稼働した関電高浜原発(福井県高浜町)の一部など14基を廃炉にすべきだとの考えを示した。

 同時に「原発の依存度を低め、燃料代がただの太陽、水、風を電源にすべきだ」とも発言し、
自然エネルギーの技術開発を政府が進める必要性を訴えた。

 再稼働に積極的に取り組んだことに民主党内の反対派から批判を浴びたことについては、
東京電力福島第1原発事故後に官房副長官として損害賠償、東電再建に取り組んだ点を強調し、
「この種の話は継続性が必要だ。その立場になってからできるという問題ではない」と反論した。



このインタビューの冒頭の「各地の再稼動を急ぐべきだ」というのは言語道断なのだが、
まず、評価すべきは、「絶対に安全だとは思わない」と明言している点である。
「絶対に安全」「安全に万全を期す」などという甘言より、余程信頼が持てる。
それでも政治家の任務としてやらなければならないと言っているのだから、覚悟があるのだろう。

次に、「40年たった古い原発は安全管理ができようができまいが、廃炉にしていくべきだ」ともはっきり言っている。
原発反対派の中にも、原子力自体は否定しないが、古い原発を
(コストを浮かせたいという電力会社の私欲の為に)動かし続けているから反対の立場の人もいるはずである。

さらにポイントは「安全管理ができようができまいが」廃炉と言っている点だ。
いくら津波・地震対策で何を補強しようが、プラント自体は老朽化するのだ。
保全を維持できるという評価書を作るのは、コストの事しか考えない電力会社だ。
そしてそれを審査して認可するのは、「お墨つき」しかやる事がない無能な原子力安全・保安院だ。
「古い原発は安全管理ができようができまいが、廃炉」は大正解である。

最後に、「原発の依存度を低め、燃料代がただの太陽、水、風を電源にすべきだ」と言っている点。
ここまて来ると、仙谷は脱原発ではあるが、今すぐにも解決しなければならない電力の問題として、
今は過渡的なエネルギーとしての原子力を選ばざる得ないというスタンスで、
他の政治家が二の足を踏む中で、実直に粛々とやっているから目立ってしまっているだけという気もする。
ただ、仙谷に「再稼動を急がないと」と思わせる情報を与えている取り巻きがまともな連中かどうかは疑問だが。

駄目な事は駄目といい、現実を見てやるべき事はやる。
再稼動の是非はここではともかくとして、仙谷の発言は明確であり、将来も見据えている。
行動も発言と共に実直である。
今は完全な悪役ではあるが、何もできない無能な政治家と比べて有能と認めざるを得ない。
(人間としてどうかはここでは問わない)
このような政治家が、もし再稼動反対の立場に立っていれば、再稼動はなかっただろうに。
 
 
 
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人間が生き方を変えるしかない

2004年8月9日、福井県美浜町の関西電力美浜原発3号機で配管が破裂し、140度という高温の蒸気が噴出、死者5名を含む11名の作業員が死傷した。
この配管は本来、約1センチの厚さなのだが、10気圧という高圧の水流によって管の厚さが薄くなり、破損したと見られる。
破裂した部分は最小で1.4ミリしかなかった。
この配管は”担当者が忘れていたために”、76年12月の運転開始以来一度も点検さえ行われていなかった。

さて、
大飯原発3号機の運転開始は1991年12月
大飯原発4号機の運転開始は1993年2月

原発は老朽化する。そして基準を決め、点検するのは人間である。
20年近くも前に運転を開始した老朽原発を動かすというのか。地震や津波に耐えられるというのか。


日本経済発展に必要=大飯原発再稼働で野田首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120604-00000118-jij-pol


 野田佳彦首相は4日午後の記者会見で、近く最終決断する関西電力大飯原発3、4号機の再稼働について「安全性はしっかり担保する。
日本経済社会の全体の発展のために再稼働は必要だ」
と述べた。
その上で「立地自治体の理解を得ることができるならば、関係閣僚会合で判断する。その判断の最終責任者は私だ」と重ねて強調した。



電気というインフラの維持は必要だが、原発を稼動させた途端に経済発展するとも思えない。
そもそも、原発がバンバン稼動していた3.11前の日本経済はどうだったか?とっくに疲弊していたではないか。
そして、ひとたび事故が起きれば、経済発展どころの話ではない。
20年も前の原発の安全をどう担保したというのか。


野田首相が大飯原発再稼働判断、「国民生活守るため必要」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120608-00000096-reut-bus_all

橋下市長、人命リスクに「おじけづいた」
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120608-964297.html


 大阪市の橋下徹市長は8日の記者会見で、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働反対から容認に転じた理由について、
重病患者が生命の危機にさらされるなどの計画停電による被害想定を目の当たりにしたのが要因だったと明らかにした。
「停電のリスクを一覧表で見たら、正直おじけづいてしまった」と述べた。

 市長の指示で作成されたリストは、計画停電を実行した場合、
「生命・身体・健康への配慮が特に必要な施設で重大な影響を及ぼす恐れがある」と明記。5月中旬ごろに市長が内容を確認していた。

 市長は、関西の府県民に節電の負担を求めるのと、停電時のトラブルまで耐えてもらうのは別の問題だと強調。
「ぎりぎりの判断で、ずっと悩んできた。停電のリスクはとれなかった」と心境を明かした。(共同)



経済を引き合いに出したのが、まずいと気づいたのか言い方を変えてきた。
端的に言えば、生活、雇用、人命を盾にした恫喝だ。
ましてや、雇用創出の為に原発を動かすなど、目的と手段の逆転である。許されるわけがない。
ろくな雇用政策もしないで、地域を原発マネー漬けにしておいて、
いまさら雇用の為に原発が必要などとは片腹痛い。


<大飯再稼働>官邸前、4000人が首相会見に抗議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120609-00000008-mai-soci


 東京・永田町の首相官邸前では8日、大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に関する野田佳彦首相の会見に合わせ、
反原発を訴える市民ら約4000人が抗議活動を行った。
3歳の長男と駆けつけた関西出身で横浜市旭区の主婦、吉川由貴さん(43)は「大飯原発は関西の水がめと言われる琵琶湖に近い。
これだけの人が反対しているのに、なぜ声が届かないのか」
と悔しがった。

 脱原発を求めている日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中熙巳(てるみ)事務局長は
大飯再稼働は今後も原発頼みを続ける第一歩になってしまう。
事故が起きて責任を取らされるのは税金や電気料金を負担する国民だ」と話した。

 全国68の市区町村長らでつくる「脱原発をめざす首長会議」世話人の三上元・静岡県湖西市長は
「原子力安全委員会など信頼を失った安全審査組織の総入れ替えが先だ。
福島事故前と同じ組織が審査するのはおかしい」と指摘した。



確かに、電力の”安定供給”において、原子力の代替案を我々は出せていない。
また、化石燃料への依存を高めることは、エネルギー政策としてはリスクが大きい。
だが、なし崩し的な再稼動は、エネルギー問題を先送りにしているだけである。
そんなものは政治判断でもなんでもない。無責任そのものだ。
それどころか、老朽化した原発を動かすのなら、野田が盾にしているより多くの人命をリスクに晒す事になるのだ。

日本はこれからどのようにエネルギーを使うべきなのか。
日本人はどのようなライフスタイルを選択すべきなのか。
その答えに対して原発は本当にいるのか、いらないのか。


地球は既に答えを出している。↓

国連報告「地球は既に限界点」
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2012/06/post-2575.php
 
 
 
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一億総被曝キャンペーン

2chのコピペ↓


「がんばろう日本」とは、政府・電力会社・マスコミによる、一億総被曝キャンペーンである。 

「がんばろう日本」の真の意味は「(放射性物質の被曝にどれだけ耐えられるか)がんばろう日本」である。
また「がんになろう日本」とも呼ばれる。

杜撰な安全管理により福島第一原発をメルトダウンさせた日本政府と電力会社がスポンサーとなり、
マスメディアを利用して「食べて応援」などと、汚染食材の内部被曝を促進させる運動を指す。

日本国民が満遍なく被曝することによって被災地の被曝被害をぼかし、
「全国と比べて被曝被害が大きいとはいえず、原発事故との因果関係は認められない」と、
被曝による健康被害を訴える人間に補償金を払わない口実を作るのが目的である。

原発事故前の基準では放射性廃棄物とされ、黄色いドラム缶に入れて
厳重保管しなければならないレベルの食材を、放射性物質の基準値を上げることにより
「基準値以下だから安全・安心」と称して全国に拡散させている。

そして、原発事故前の基準では放射性廃棄物とされるべきものを
「風評被害」という言葉を巧みに使うことによって、さも「その食材は安全」であるかのような工作も行っている。

また、「絆」という言葉を用いて、子どもの被曝を避けるために学校給食を拒否する親、
汚染地帯から避難しようとする家族などに対し

「自分だけ助かりたいの?」
「絆という言葉はどうしたんだ!」

という、被曝を強いる運動も推進している。
ここでいう「絆」とは、「(一億総被曝の)絆」であることは言うまでもない。


 
上の文は極端な言い回しだとは思うし、がれきに関して言えば、
個人的には何がなんでも受け入れ反対とは言わないが、
少なくとも国がやっていることは順番がおかしい。

まず、安全基準とそれを具体的にどう保障していくかを法整備し、
その後に瓦礫の受け入れをお願いするのが筋だろう。

基準を定めるとは言ってはいるが、では、それはいつできるのか。
やっているのは線量を測っているだけではないか。

そもそも震災から1年も経って今更安全基準など遅すぎではないか。
その遅さを棚に上げて、瓦礫の押し付けだけは押し進めている。

そもそも、セシウムが焼却によって大気中に放出されようが、
埋立地に雨水が浸水して土中や地下水に漏れ出そうが、
それが福島原発事故由来かを立証する事は一般人には困難であるし、
幸いにして立証できたとしても、ただちに健康に影響は無いの一言で終わりである。
(健康に影響があったとしても、それが被曝によるものかはさらに立証が難しい。)

震災復興の号令はすべての日本人の日々の生活や、健康、
放射能への不安よりも優先されるというのか。

例えそうだとしても、国がやっているのは瓦礫の押し付け。
本来一箇所にまとめるべき放射能の拡散。
制度もろくに定めないままの不安の拡散。

少なくとも、島田市民は「島田は実験台」と公言する桜井市長を
さっさとリコールすべきだろう。
自らがすすんで犠牲になろうという義侠的精神はすばらしいが、
実際に犠牲になるのは桜井ではなく市民である。
 
 
「自治体トップは腹をくくれ」 桜井勝郎・島田市長に聞く
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120214/dst12021423480024-n2.htm


 ただ、気になるのは特産品のお茶に対する風評被害だ。茶所として知られる島田市は、最終処分場の周囲に一面の茶畑が広がる。

 「風評被害はどうしようもない。試験焼却でがれきの安全性が確認されたら、関東から東北までお茶のキャンペーンをする」と話すが、「島田市だけでは限界がある。予算規模が大きい県にも何とかしてほしい」と本音も漏れる。

 「被災者の苦境を思えば、援助できる者が援助するのは当たり前。自治体のトップは余裕があるなら腹をくくって、がれきを受け入れるべきだ。最終処分場がないというのは言い訳。必要なのは気持ちだ。この際、首長の独断でがれき処理をやるべきだ

 「島田は実験台」と公言する桜井市長は、がれき受け入れに躊躇(ちゅうちょ)する自治体を強く批判した。(田中万紀)


↑さりげなくすごい事言ってるぞこの人。議会制民主主義はどこいったw


目安箱 | 徳島県
http://www.pref.tokushima.jp/governor/opinion/form/652


 【環境整備課からの回答】
 貴重なご意見ありがとうございます。せっかくの機会でございますので、徳島県としての見解を述べさせていただきます。
 
 このたびの東日本大震災では,想定をはるかに超える大津波により膨大な量の災害廃棄物が発生しており,被災自治体だけでは処理しきれない量と考えられます。

 こうしたことから,徳島県や県内のいくつかの市町村は,協力できる部分は協力したいという思いで,国に対し協力する姿勢を表明しておりました。

 しかしながら,現行の法体制で想定していなかった放射能を帯びた震災がれきも発生していることから,その処理について,国においては1kgあたり8000ベクレルまでは全国において埋立処分できるといたしました。
(なお,徳島県においては,放射能を帯びた震災がれきは,国の責任で,国において処理すべきであると政策提言しております。)

 放射性物質については、封じ込め、拡散させないことが原則であり、その観点から、東日本大震災前は、IAEAの国際的な基準に基づき、放射性セシウム濃度が1kgあたり100ベクレルを超える場合は、特別な管理下に置かれ、低レベル放射性廃棄物処分場に封じ込めてきました。(クリアランス制度)

 ところが、国においては、東日本大震災後、当初、福島県内限定の基準として出された8,000ベクレル(従来の基準の80倍)を、その十分な説明も根拠の明示もないまま、広域処理の基準にも転用いたしました。
(したがって、現在、原子力発電所の事業所内から出た廃棄物は、100ベクレルを超えれば、低レベル放射性廃棄物処分場で厳格に管理されているのに、事業所の外では、8000ベクレルまで、東京都をはじめとする東日本では埋立処分されております。)

 ひとつ、お考えいただきたいのは、この8000ベクレルという水準は国際的には低レベル放射性廃棄物として、厳格に管理されているということです。

 例えばフランスやドイツでは、低レベル放射性廃棄物処分場は、国内に1カ所だけであり、しかも鉱山の跡地など、放射性セシウム等が水に溶出して外部にでないように、地下水と接触しないように、注意深く保管されています。

 また、群馬県伊勢崎市の処分場では1キロ当たり1800ベクレルという国の基準より、大幅に低い焼却灰を埋め立てていたにもかかわらず、大雨により放射性セシウムが水に溶け出し、排水基準を超えたという報道がございました。

 徳島県としては、県民の安心・安全を何より重視しなければならないことから、一度、生活環境上に流出すれば、大きな影響のある放射性物質を含むがれきについて、十分な検討もなく受け入れることは難しいと考えております。

 もちろん、放射能に汚染されていない廃棄物など、安全性が確認された廃棄物まで受け入れないということではありません。安全な瓦礫については協力したいという思いはございます。

 ただ、瓦礫を処理する施設を県は保有していないため、受け入れについては、施設を有する各市町村及び県民の理解と同意が不可欠です。

 われわれとしては国に対し、上記のような事柄に対する丁寧で明確な説明を求めているところであり、県民の理解が進めば、協力できる部分は協力していきたいと考えております。





瓦礫の受け入れについては、もう結末の予想がついているので、
もうこのテーマについては書くつもりはない。

どこかの時点で一斉に受け入れに転じて終わり。
安全基準は検討してます、配慮してますのポーズで終わり。

みんなで瓦礫を受け入れて、後は「欲しがりません勝つまでは!」的精神と、
同調圧力で、誰も公では不安や不満を口にしなくなるんだろうな。

集団犠牲と同調圧力こそが日本人の美徳である。
醜さを隠しているから美しく見えるだけだが。

 
 
 
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原子力ムラ、今だ健在

「番組を切られても本望」震災特番生放送で古舘伊知郎が"原子力ムラ"に言及し波紋広がる
http://news.nicovideo.jp/watch/nw212777

最近報ステ観てないのだが、個人的には応援したい。今更だがよく言った。
もしこんな事すら言えないのなら、日本国そのものが原子力村に堕したと言っていい。


文書で受け入れ要請=がれき広域処理で方針―野田首相
http://news.nicovideo.jp/watch/nw212523


 野田佳彦首相は11日午後、東日本大震災の発生1年を受けて首相官邸で記者会見し、復興の障害となっているがれきの広域処理を進めるため、受け入れ自治体への財政支援に加え、災害廃棄物処理特別措置法に基づき「被災3県を除く全都道府県に受け入れを文書で要請したい」と表明した。がれきを再利用する民間企業にも協力拡大を求めるとともに、週内に関係閣僚会議を設置し、政府一丸で取り組む方針も示した。

 首相は広域処理について「日本人の国民性が再び試されている象徴的な課題だ」と述べ、積極的な受け入れを要請。受け入れ自治体が住民の同意を得やすくするため、特措法に基づき、(1)放射線量などの安全基準(2)焼却施設での排ガス処理方法―などの運用基準を定める考えを明らかにした。



震災がれき受け入れ表明は4都県のみ 放射能への心配根深く
http://news.nicovideo.jp/watch/nw201891

震災がれき 「有害物質で呼吸器系への影響リスクも」と医師
http://news.nicovideo.jp/watch/nw203962

チェルノブイリ研究者「がれき移動は危険。汚染がない地域に持ち込むな」
http://alfalfalfa.com/archives/5292480.html


放射性物質:「がれき移動は危険」 チェルノブイリ研究者が懸念/沖縄

 1986年のチェルノブイリ原発事故で内部被ばくの研究をしたゴメリ医科大学(ベラルーシ共和国)初代学長、ユーリ・バンダジェフスキー氏の講演会(主催・放射能防御プロジェクト)が11日、那覇市民会館であった。

 放射性物質の体内取り入れの影響として、これまで甲状腺などへのがんの誘発や白内障などの影響が指摘されてきたが、ユーリ氏はそのほかに心臓など臓器への影響を指摘。自身の研究のデータを示し、「心臓など重要な臓器にセシウム137が蓄積され、心筋障がいなど心臓の疾患が引き起こされやすい」と説明した。

 さらに、仲井真弘多知事が被災地のがれきの県内受け入れを検討していることについて、「がれきを動かすこと自体危険だ。
放射能汚染がない地域にあえて持ち込むことはない。汚染しない野菜を栽培する場所が必要だ」と述べ、懸念を示した。

 体調に変化が生じた場合、放射性物質の影響かどうか判断できる体制の構築が大切だと強調し、「的確な診断ができるよう医師が放射能のことをよく知る必要がある」と述べた。

 ユーリ氏の報告について、琉球大学の矢ヶ崎克馬名誉教授は「はっきりしたデータが集められた研究は価値がある。
特に放射性物質が体のあらゆるところに運ばれ、甲状腺などに集まる性質があるという指摘は重要だ」と述べた。



震災時に安全ばかりを連呼して、メルトダウンや放射能の拡散予測等の不都合な情報を公表せず、
被災者に追い討ちをかけるように被爆までさせて、すっかり信頼を失った政府が、今更
自分達がちょろっと焼却灰を測った線量で安全安心を主張したところで、誰が信じるというのか。

まずは国民をだまし、人々を被爆の危険に晒したその致命的な不手際を認め、謝罪すべきなのに、
野田の「日本人の国民性が再び試されている」とかほとんど善意の強要、脅迫であり、傲慢甚だしい。

確かに線量の低いがれきは、最終的には受け入れも仕方ないのだろうが、
少なくとも街頭演説でよく聞く「みなさんの力をお貸しください(←返す気ない)」をはじめ、
「可哀想だから受け入れてあげましょう」とか「被災地を見捨てるのか」とか
「受け入れ拒否なんて日本人とは思えない」とかそんな言い草で強要されて受け入れるべきではない。

焼却灰を誰がいつまで何年管理するのか、埋め立ての方法に問題はないのか、
セシウムが吸着して汚染されたフィルターはどう処理するのか、焼却作業の安全をどう確保するのか、
リスクが無いと本当に言い切れるのか、万が一健康被害が発生したらどうするのか。
安全に関する枠組みの取り決めと、それが「継続的に維持される保証」が無いのであれば、
受け入れるべきではない。
後になって、「あの時は取り決めも、法制も何も無かった」とか言われるのがオチだ。

瓦礫に苦しんでいる人はいるのだが、焼却場や処分場の周辺に住む人だっているし、
そこで働く人もいるのである。感情や心情だけで片付けていい問題ではない。

絆なんて無いんだから綺麗事は捨てて、泥臭い議論を繰り返していくしか道は無い。



【追悼式典】首相、深く反省…追悼式で台湾代表が献花できず
http://news4vip.livedoor.biz/archives/51866250.html


 野田首相は12日の参院予算委員会で、11日の政府主催の東日本大震災追悼式で、台湾代表に献花の機会がなかったことについて、「本当に申し訳ない。行き届いていなかったことを深く反省したい」と陳謝した。

 自民党の世耕弘成氏への答弁。台湾からの震災義援金は官民合わせて約200億円と世界トップクラスだった。

 世耕氏は追悼式で、天皇、皇后両陛下がご退席になる際、場内が着席していたとして、「どこの国でも全員起立するものだ」と批判。藤村官房長官は「(議事進行は)事務方で詰めてきたものを直前に聞いた。おわびするしかない」と謝った。



中国を意識しての事だと思うのだが、それにしてもひどい対応。恩を仇で返すとはこの事である。
多分反省もしてないだろう。野田は台湾代表の方に直接陳謝すべきで、答弁で気持ちだけ述べても何の意味も無い。


※台湾の皆様、多くの義援金ありがとうございました。この御恩は忘れません。
 私にも出来る事として、些細な事ではありますが、今後、PCパーツは台湾製で揃える所存です。

 
 
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法治国家、放置国家または痴呆国家

前回の続き。

でも今後、どこかのタイミングで拒否が一転、どの自治体も震災瓦礫を受け入れる事になるだろう。
(いかにも日本的な同調圧力や、ただの情緒的判断で)
国民は放射能汚染のリスクの真実を知ることも無いまま、そのうちどうでも良くなり、
放射能汚染が日常という時代になるだろう。安全です、心配ないと連呼していれば済むのだから。

政府の無策と、意思決定の遅さ、行動力、実行力の無さにずるずると引きずられ、
その結果、多くの事がなし崩し的になされ、間違った道筋が付けられてしまったように思う。
それは今後も続くだろう。

蓋を開ければ、相変わらずの縦割り行政と天下り。国の上部構造は旧態依然のままだ。
これだけの震災や原発事故があっても、
政府や国民にはついに「国を変革しなければ本当にまずい」という危機意識が
想起されなかった。これでは何も変わっていかない。

震災から1年で、復興どころか震災に引きずられる様にして、より絶望が深まった。
被災地で言えば、瓦礫処理の問題、土地・住居の問題、生活の問題、雇用の問題、交付金、賠償金の問題。
国で言えば、原発、消費税、電気料金、年金、TPP、雇用、少子高齢化、生涯未婚、孤独死。

これらの問題を、国と国民が意識の変革でもって取り組まなければ、
数十年後には我々の世代が「何も変革できずに国を疲弊させた世代」として老害扱いされるだろう。


福島第一原発事故直後の緊迫の10日間の真実を追った、迫真のドキュメンタリーを観て
http://wired.jp/2012/03/07/inside-japans-nuclear-meltdown/

東日本大震災からまもなく1年…自衛隊が原発3km圏内で撮影した映像が初公開されました
http://alfalfalfa.com/archives/5283534.html

【ジャーナリズム】原発事故報道で世界が呆れた日本の新聞 「政府発表がないから報じられない」
http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51702441.html

福島 フクシマ FUKUSHIMA 原発収束作業の現場から     ある運動家の報告
http://fukushima20110311.blog.fc2.com/blog-entry-54.html

被災地のがれき処理 - Yahoo!ニュース
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/311eq_disaster_waste/

【日本ヤバイ】20〜30代男性、交際経験なしが全体の35%、恋人いない歴の平均は4.6年、恋人のいない期間は男性のほうが長期化する傾向
http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51702062.html

AIJ投資顧問の企業年金資金消失問題 - Yahoo!ニュース
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/aij/

【社会】都営住宅、誰にも看取られず年間400人が死亡
http://news4vip.livedoor.biz/archives/51865433.html

この国は下手したら3年で破綻 ファストリ柳井会長 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120307-00000516-san-bus_all


【問われる復興対応 政府を叱る】ファーストリテイリング・柳井正会長兼社長

 東日本大震災から間もなく1年。政府の復興策など一連の対応について、経営トップら経済人に評価を聞いた。

 −−政府の対応ぶりをどうみる

 「動きが遅過ぎる。がれき処理も進んでいない。被災者には最低限の生活でなく、普通の生活を送ってもらわなければいけないのに、政治と行政は完全に停滞し、国民が期待することが何もできていない。動いているのはNPO(民間非営利団体)と自治体だ」

 −−政府は東京電力福島第1原発事故の収束を宣言した

 「国民は誰も収束したとは思っていない。政府と経済産業省、東電の責任をはっきりさせるべきだ。個人で責任を取らないのは日本人の悪いところ。企業でも部署ごとに責任を取ったり、上司が責任を取ったりするが、失敗した本人が責任を取らなければ、いずれそれ以上の失敗をする」

 −−エネルギー確保の議論が続く

 「東電をどうするかではなく、電力をどうするかをはっきりと決め、実行すべきだろう。私はどちらかというと反原発だが、最悪なのは何も決めないままに原子力も使えず、見通しもなく節電して日本経済がだめになることだ。震災から1年たつのに、また節電とは怒りを覚える」

 −−原発再稼働に反対か

 「再稼働するのであれば、外国の調査機関を入れるなど客観的に調査すべきだ。原発事故の当事者である経産省と政府が調査するのは、ただのお手盛りにすぎない。当事者が調査した結果を誰が信じるのか」

 −−3年前の衆院選で国民は現政権を選んだ

 「政治家個人に自覚を求め、経営者や個人も文句を言わなければ変わらない。新聞もそういう声をもっと伝えるべきだ。今、やっているのは、選挙のときに言っていたこととは全然違う。野党も同じ。まともに協力もしなければ、批判もしない。この国は下手をしたら3年で破綻し、どの国からも相手にされなくなってしまうのではないか」

 −−リーダーに求められるのは

 「責任感と使命感を持ち、組織を率いること。どの方向に進むのか、進むために何が必要かを組織全員に明確に伝え、実行すべきだ。そのために、誰よりも高い視点を持たなければいけない。今の政治にはそれがない」
(金谷かおり)



すべて的確かつ正論。


ヤンキー先生、緊張感ない首相・閣僚を一喝「へらへら笑うな!」  - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120309/plc12030922330016-n1.htm

 
 「あまりにも態度が悪すぎる! 何を笑っているのか!」−。「ヤンキー先生」こと自民党の義家弘介氏が9日の参院決算委員会で、野田佳彦首相や閣僚を一喝する場面があった。

 義家氏は同僚議員が質問している間の閣僚の態度を問題視。「真剣な質問にへらへら笑ったり、隣の閣僚と話したり。日本の現状はそんなに甘くはない!」と訴えた。

 「そうだ!」「決算をやれよ!」との怒号が飛び交う中、注意された閣僚はシュンとした様子だった。


 
 
人間なので決して笑うなとまでは言わないが、
責任感も使命感もスピード感も無いヘラヘラ政治家は国政から退場願いたい。
 
 
 
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震災瓦礫、分断される国民

今週発売のプレイボーイの記事によると、津波によって発生した廃棄物量は
岩手県で通常の11年分、宮城県で通常の19年分、合わせて約2045万トンと言う。
現在は、瓦礫の処理を東北や、東京都だけに押し付けている状態で、
実際は瓦礫を受け入れるか拒否するかで国が真っ二つに分断されている。
「絆」とかスローガンだけが一人歩きしている状況だ。

さて、ヤフーで見かけた環境省の広告。
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この文言の裏にある本意について皮肉な言い方をすれば、
ついに国政側が「微量」である事を言い訳に、国民総被爆を勧めてきたわけだ。
「放射能は微量だから瓦礫を受け入れてください」と。

絶望的な瓦礫の量からすれば、このようなお願いも仕方ない気もするが、
原発事故の直接被害を受けていない、または、東京電力の管轄ではない地域の人々にとって
復興のためと言えども、「メイドin東電の放射能があなたの町にやってくる」のを
無条件に受け入れるのは難しいだろう。

「微量」ではあっても、被爆リスクはゼロでは無いのだ。
瓦礫受け入れをお願いするのであれば、国は安全をアピールするだけではなく
リスクも試算し、国民に伝えるべきだろう。そこからの判断は国民がすればいいのだ。

それは、細野がガイガーカウンターを自治体に貸し出して、
外部被爆しか想定せず、焼却灰の線量計測だけで、
「ね、微量でしょw」という子供だましのレベルでは全く駄目で、
どの程度の汚染レベルの瓦礫をどの程度継続して焼却したかによる
煙突から出る放射能や、それによる大気、農地、水源などの汚染も含めた
内部被爆もきちんと試算するのが当然だろう。

※昨今の焼却施設には、煙突にダイオキシンを吸着するフィルターが付いており、
 それでセシウムも吸着できるそうだが、それでも常に計測は必須だろう。
※焼却灰は埋立てるそうだが、雨水による周辺土壌への侵食はどうなるのか。
 自治体が何十年も責任を持って管理できるだろうか。


「放射能は微量」としか言わず、そこから想定される内部被爆のリスクを認めないから
不安になるし、信用されないのだ。
もしかしたら、後で裁判になると困るからリスクを言わないのかもしれない。
「微量ですから」と甘い言葉で善意に頼って、「リスクは認めていない」と逃げる用意だけはしてる。
だとしたら尚更、誰も受け入れようなんて思わない。
国が正直に、誠実にならなければ、誰も受け入れようなんて思わない。


結局、絆とかスローガンだけ掲げながら、国を分断しているのは国自身なのだ。
 
 
 
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日本に蔓延る東電病(Case2)

前回から間が空いてしまったのでちょっとテンション落ち目。


NTTコムがOCNで不具合 他人のパスワードが変更可能に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120210-00000568-san-bus_all


 NTTコミュニケーションズは10日、同社のインターネット接続サービス「OCN」などのユーザー専用サイト「OCNマイページ」で、
プログラムミスによって、メールのパスワードが別のユーザーによって変更される状態になっていたと発表した。
ユーザーの問い合わせで発覚した。

 同社によると、2011(平成23)年10月17日から今月3日までに、パスワードが別のユーザーに変更されたケースは236件あり、すべて再設定などが済んでいるという。

 不具合の原因は、OCNマイページのパスワード再設定申請時のアドレスと申請確認時のアドレスの整合性をチェックするプログラム機能が欠落していたため。
パスワード変更用画面で、別のパスワードを入力したら、そのパスワードの持ち主が変更したことになり、持ち主はメールなどを使えなくなり、メール内容が他人に閲覧される状態となっていた。




他人にパスワード変えられた…OCNで不具合
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120210-00000953-yom-soci


 NTTコミュニケーションズは10日、インターネット接続サービス「OCN」で、利用者が他の利用者のパスワードを変更できてしまうシステムの不具合があったと発表した。

 システムを更新した昨年10月から約3か月半で、別人によるパスワード変更が236件あり、本来の利用者が一時的にメールの送受信ができなくなるなどの影響が出た。
変更後のパスワードを使えば、別人がメールを見られる状態だったという。

 パスワードを忘れ再設定する際、誤って実在する他の利用者のメールアドレスを入力した場合、そのままパスワードの変更が可能だった。
NTTコムはメールを盗み見されたという報告はないとしている。

 同社は今月3日、誤って他人のパスワードを変更したという利用者からの連絡を受けるまで、システムの欠陥に気付かなかった。




「OCNマイページ」のシステム不具合に伴い
OCNメールパスワードが別のお客さまによって変更された事象について
http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20120210.html?link_id=out_oshirase_archives2012_1_16

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↑まるで他人事のような「事象」報告。厳粛〜(笑)


「事象」って用語を使うのをいい加減やめたらどうか。
「事故」を「事象」と言って出来事を小さく見せようとした東電か。
事象を辞書で引けば、その意味は「事実・現象」である。
プログラムのミス、それに気づかなかったミス、運用し続けたミス、
その結果の明らかなトラブルなのに、OCNにとっては「○○という現象」程度の
所詮、他人事でしかないらしい。
下手すれば、事件になっていたかも知れないのにだ。

なぜ、「事象」とすましていられるのか。
今更自分が書くまでも無いが、責任意識が無いためだ。

企業が肥大化、複雑化、重層化し、個々の責任が希薄になっていく。
そして、問題が起きた時に責任の所在が分からない。
自分だけに責任があるのではないから、誰も責任を取ろうとしない。
東電病とは即ちこの事だ。

確かに、誰だって責任を負わされるのは御免だし、責任を取らされたくもない。
だが、問題が起きた時に責任の所在を明らかにせず、問題を過小評価し、
消費者に不便を強いたり、曖昧な言葉を弄して、お為ごかしを続けるのであれば、
そんな企業は生き残る事はできないだろう。


この人もこんな事を言っている↓

斑目委員長要旨「わが国ではやらなくていいという言い訳、説明にばかり時間をかけてしまう」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120216/dst12021601250001-n1.htm


 安全委員会の(原発の)指針類にいろんな瑕疵があったことは認めざるを得ない。
津波に対し十分な記載がなかったことや、長時間の全交流電源喪失を考えなくていいと書くなど明らかな誤りがあった。おわび申し上げたい。

 諸外国では(電源対策などが)検討されたのに、わが国ではやらなくていいという言い訳、説明にばかり時間をかけてしまう。
抵抗があってもやるという意思決定ができにくいシステムに問題があるのではないか。

 官僚制度の限界もある。2年ぐらいで担当者が代わり、任期中に終わらない大きな問題に手を出さない。一番低い基準を電力会社が提案するとのんでしまう。
基準が出ると今度は、国がお墨付きを与えたと(電力会社が)安全を向上させる努力をしなくなる悪循環に陥っていたのではないか。



問題の中心人物だったからこそ言える、
日本的な組織が抱える問題の的確な表現ではないだろうか。

(原発に関して言えば、国と電力会社が互いに責任を擦り付け合っていては、
技術がどう進歩しようが、安全など遠い夢のように思えるのだが。)

 
 
 
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今嫌いなもの

まあ、嫌いなものを敢えて書く必要も無いわけだが。


そろそろ皆気がついてきたんじゃない?スマートフォンは自分にはいらないものだって
http://e0166.blog89.fc2.com/blog-entry-994.html

SNS衰退の理由を考えるとどうしても「人間関係に飽きた」に行き着く
http://imasashi.net/blog/web/end_of_sns.html

危ないね! facebook 2012年2月22日号 | 本誌紹介 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
http://www.newsweekjapan.jp/magazine/66408.php

「いいね!」が危ない!大人気のFacebookを安全に使うために
http://ascii.jp/elem/000/000/640/640129/


スマートフォンやSNSを使いこなせる人、使いこなす事に意味がある人はごく一部だ。
少なくとも自分はそんな殊勝な人間じゃない。

だが、これらのサービスを提供している側が、ユーザーがプライバシーを
(時に自ら進んで)晒している裏で、何をしているか分からない不気味さはある。

でも、それを言い出したらキリが無いか・・
 
 
大して仲良くない人間から何の連絡も無く不躾に送られてくるFacebook招待メールは勘弁して欲しい。
どうせ、アプリか何かがアドレス帳を見て勝手に送りつけてるんだろう。
無駄な繋がりを強要してくるFacebookはほんと迷惑。
いろんなサイトにベタベタ貼られている「いいね!」ボタンも甚だ不愉快。
使ってない側の人間からすると、Facebookはかなり鬱陶しい。大嫌い。
ほんとはそれが言いたいだけ。

 
 
 
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日本に蔓延る東電病(Case1)

ちょっと前の話。世界初、カイロ機能を搭載した「Arrows ISW11F」というスマホがありましたとさ。

今一番Hotなスマホ、Arrows ISW11Fで電源系不具合?と本体が高熱になり充電できない等の問題が発生
http://plus.appgiga.jp/sasurider/2011/12/17/10282/

【恒例】富士通Arrows、発売と同時に本体が高熱になるトラブルが発生。付属のペラ紙がユーザー感情を逆撫で中
http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51684836.html

【酷杉】「ARROWS Z ISW11F」の温度上昇についてauが回答「ホッカイロ状態になるのは仕様。改善する予定はない」
http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51685946.html

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↑ケータイ史(スマホ史か)で語り継がれるであろう伝説の紙ペラ


通話、インターネット、カメラ、アプリなどを長時間使用したり、充電しながら使用するとISW11Fが熱くなることがあります。
熱くなった場合には、充電またはご使用中の一部機能を停止することがありますが、故障ではありません。
ご不便をおかけしますが、その場合は、ISW11Fの温度が下がってからご使用下さい。



高機能を売り文句にしながら、その機能が使えなくなるような欠陥を仕様と開き直って客に売りつけ、
「ご不便をおかけしますが」などと不便を強要する。厚顔無恥も甚だしい。
もしこれが、似たような問題を抱えたパソコンや家電だったら大問題になっていたと思うのだが、
携帯業界ではこんな事が許されてしまうらしい。
「後でファームアップデートすればいいやー」ぐらいにしか思ってない。
富士通、東芝、KDDI、その他各種下請け、みんな「俺は悪くない」「私だけが悪いんじゃない」と開き直って、
誰も謝らない。責任者が出てきたという話も聞かない。誰かが責任を取ったという話も聞かない。
東電か。
高機能を餌に、決して安くは無い(7万)買い物をさせておいて、不便を「仕様ですから」と強要するのである。
紙ペラや、専用エラーメッセージまで周到に用意して。ほとんど計画的詐欺の領域なんじゃないかな。
なんで誰も訴えなかったんだろう?日本人の寛容さというか我慢強さは世界一なんじゃないかと思う。


ARROWS Z ISW11Fは温度が上昇しやすい仕様
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1112/22/news082.html


KDDIによると、ISW11F本体の温度が上昇しやすいのは「デュアルコアCPUを備えていることに加え、
本体が薄く、防水性能を備えているので熱が逃げにくいこと」が影響しているという。
「(発熱時に充電や一部機能を停止する旨の)注意書きを同梱したのは、お客様に注意喚起をするため」。
温度が上昇しやすい“仕様”であるため、ソフトウェアアップデートなどで改善されることもないとのこと。



まあ、こんな横暴(と言うか詐欺まがい)をユーザーが許すわけないので、結局早い時期にアップデートがあって、
問題はかなり改善されたようだが、きっと下請けのソフト屋が犠牲になったんだろう。

au「ARROWS Z(ISW11F)」、ケータイアップデートで「電池の持ち」「高温化」などの問題が結構改善したらしい
http://androidken.blog119.fc2.com/blog-entry-1120.html
 
もしかしたら、発売と平行でアップデート作ってたのかもね。
(アップデートしてから売ればいいのに。誰も責任を取れないどころか、リーダーシップも発揮できない。
待ったひとつもかけることもできない。日本人の同調圧力って世界一なんじゃないかと思う。)
 
 
 
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1/23関東放射線量高めだった

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1月23〜24日にかけて全国的に放射線量が高めだったが、
特に関東圏が過去平常時の範囲を上回っていた。
(ここ数ヶ月でもっとも高い)
風で舞い上がったのか、降雪なのか、花粉が飛散しだしたのか、
フレッシュな放射能が飛んできたのか、
何が要因かはよくわからないが、とりあえず記録として残しておく。

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日本原電、相次ぐ火災で厳重注意



日本原電:保安院、5件目の火災で厳重注意
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120114ddm012040094000c.html


 13日午前10時20分ごろ、茨城県東海村の日本原子力発電東海原発(廃炉措置中)で、固化処理建屋屋上の冷却塔から黒煙が上がっているのを原電社員が発見。自衛消防隊が出動し間もなく鎮火した。
 原電によると、外部への放射性物質の漏えいや作業員の被ばくはなかったという。
 経済産業省原子力安全・保安院によると、原電の東海、東海第2原発と敦賀原発(福井県敦賀市)の火災は今年度5件目。保安院は原電を文書で厳重注意するとともに原因究明と再発防止対策の策定を指示した。



※ 指示文書
「日本原子力発電株式会社東海発電所固化処理建屋屋上に設置された冷却塔等における火災について(厳重注意) : 平成24・01・13原院第2号)」


 平成24年1月13日、原子力安全・保安院は、貴社から、貴社東海発電所固化処理建屋屋上に設置された冷却塔において火災が発生した旨の連絡を受けました。貴社においては、今年度、同発電所、東海第二発電所および敦賀発電所において、今回の火災を含め5件の火災が発生しています。このように、貴社の原子力発電所において度々火災が発生していることは誠に遺憾であり、厳重に注意します。
 このため、当院としては、貴社に対し、これまでの火災も踏まえ、度々火災が発生していることの原因究明及び再発防止対策の策定を行い、速やかに当院に対し報告することを求めます。



その5件がどれを指しているのか書かれていないので、よくわからない。
調べてみると、発煙含めると5件じゃ済まないのだが、火災ではないのでお得意の「事象」らしい。
まあ、公表するだけましって事か。

7月6日
東海第二発電所 廃棄物処理建屋における火災について


 当社、東海第二発電所(沸騰水型軽水炉、電気出力110万キロワット)は、第25回定期検査中のところ、7月6日9時48分頃、廃棄物処理建屋3階での雑固体廃棄物溶融処理作業において、現場作業員が高周波溶融炉へ廃棄物を追加投入した後に容器付近に炎を確認しました。このため、水をかけて消火しました。
 その後、10時07分に東海村消防署に通報し、東海村消防署による現場確認の結果、10時56分に「火災である」と判断され、同時刻に鎮火も確認されました。
 今後、火災が発生した原因を調査してまいります。
 なお、本事象による環境への影響はありません。



10月12日
敦賀発電所2号機 原子炉格納容器内における発煙について


 本日、平成23年10月12日15時5分頃、第18回定期検査中の敦賀発電所2号機原子炉格納容器地下中2階(管理区域)において、一次系サンプリングライン修繕工事におけるサポートの溶接作業中のところ、火花が養生シートに落下し、作業場所の養生シートから発煙していることを作業員が確認したため、直ちに不燃性シートで発煙箇所を覆い消しました。
 同日、15時21分に消防署へ通報し、公設消防による現場確認の結果、火災と判断され、16時36分鎮火が確認されました。
 本事象による負傷者はなく、周辺環境への放射能の影響はありません。
 今後、発煙に至った原因について調査します。



12月12日
敦賀発電所1号機 廃棄物処理建屋1階での火災発生について
敦賀発電所1号機 廃棄物処理建屋1階での過電流による短絡事象について


 敦賀発電所1号機は、第33回定期検査中の平成23年12月12日19時45分ごろ、廃棄物処理建屋1階の電気室(管理区域)において、同建屋2階の照明用電源を別のMCC※ユニットに切り替えるため、仮設ケーブルを敷設した後、運転員がMCCユニットの電源を入れた
ところ、同ユニットから出火したことを確認しました。直ちに初期消火を行うとともに、発電長より消防署へ通報し、20時52分に公設消防により、本事象は火災ではなく過電流による短絡事象であると判断されました。
 本事象による周辺環境への放射能の影響はなく、負傷者は発生していません。



12月27日
東海第二発電所 取水ポンプエリアにおける火災発生について


 東海第二発電所は第25回定期検査中(全燃料取出中)のところ、本日14時18分頃、協力会社作業員より、東海第二発電所取水ポンプエリア内の補機冷却海水ポンプ(C)出口圧力計用凍結防止用ヒーターケーブル被覆部に焦げた痕がある旨の連絡がありました。
 15時06分に東海村消防本部へ通報し、公設消防隊により15時45分に火災と判断され、同時刻に鎮火を確認しました。原因は調査中です。



1月13日
東海発電所 固化処理建屋屋上冷却塔における火災について


 当社、東海発電所(廃止措置中)は、本日10時20分頃、固化処理建屋屋上冷却塔からの発煙を当社社員が確認しました。
 10時30分に東海村消防署に通報するとともに、自衛消防隊を出動させ、初期消火活動を行い、10時44分頃に残り火がないことを確認しました。
 東海村消防署による現場確認の結果、10時49分に「火災である」と判断され、同時刻に鎮火も確認されました。
 当該冷却塔は放射性液体廃棄物を蒸発固化させる際の蒸気を冷却し水に戻すためのもので、下部に溜まった冷却水(非放射性)の凍結防止のために電気ヒータを用いており、当該電気ヒータの上に作業掲示用のビニールシートがあり、接触状態にあったため、当該電気ヒータの通電に伴い、過熱して発火したものと推定されます。
 電気ヒータの通電は、冷却塔の点検後確認のため、本日朝に行ったものです。
 なお、本事象による人身災害は発生しておりません。
 今後、火災が発生した原因の詳細を調査してまいります。



こうして見ると、火災って人のちょっとした行動でいとも簡単に起こる。
容器に廃棄物が詰まって燃えるとか、溶接の火花が養生シートに落下して燃えるとか、
加熱したヒーターに作業掲示用のビニールシートが接触して発火とか。
で、火災が起きてみないとミスや問題に気付けない。


一番火災が起きてはいけない場所で、
人間はヒューマンエラーに勝利することができるのだろうか。


2011年度プレスリリース一覧 | 日本原子力発電株式会社
http://www.japc.co.jp/news/press/2011/index.html

東海第二発電所 廃棄物処理建屋における火災について(原因・対策)
http://www.japc.co.jp/news/press/2011/pdf/231116.pdf
 
 
 
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北風と放射能

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1月2日と1月4日は西日本、特に日本海側で放射線量が平常より高かったようだ。
 
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これも核実験の頃の放射能の名残が北風に乗ってきているのだろうか。
それとも、韓国や北朝鮮で何かやらかしてなければいいのだが・・・
 
 
 
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